Oct 21, 05

女系天皇慎重派の考える会

2005-10-21T23:07:43+00:00

「女系天皇」慎重派が考える会設立

皇位継承のあり方について検討している小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」の議論が「女系天皇」容認に傾いているとして、慎重な論議を求める大学教授や評論家らが21日、「皇室典範を考える会」(代表=渡部昇一・上智大名誉教授)を設立した。 -読売新聞-

個人的には女系天皇を容認しようとしまいとどちらでもいいと思っているが意見を一つ。

皇室の決まりごとを定めている皇室典範という法律は特別な法律である。何が特別かというと、皇室典範は日本国憲法をピラミッドの頂点とする法体系の中に組み込まれていない。だから、皇室典範が憲法に反することを謳っていても問題はないのだ。

例えば、有名な違憲判決に「尊属殺重罰規定」がある。これはかつて刑法にあった条文で(刑法200条、現在は削除)、身内を殺したら死刑、無期懲役のいずれかという一般の殺人よりも重い規定が定められたものであった(ちなみに、刑法199条の普通の殺人は3年以上から死刑まで。)。しかし、ある尊属殺人が起きて(その内容がエグイので敢えて内容は避ける。)、それの尊属殺重罰規定は法の下の平等に反しているのではないかと争った結果、その条文は違憲と判断され、削除されるに至った。言いたいことは、つまり、例えばこの尊属殺重罰規定を皇室典範に入れても、憲法違反にはならないし、問題ではないということ。皇室典範というのはそういう法律である。まぁー、仮にそんな条文があったら世論はいろいろ出てくるとは思うが。

皇室典範というのは憲法の別枠であって、いわば、「憲法が認めた特別法」なのである。だから、憲法やその他の法律を引き合いに皇室典範を論ずるのは論外だし、世間体を聊か逸脱しても問題はないのである。

つまり、男女平等を謳う憲法に反しているから皇室典範を女系天皇容認に変えろというのは論外であって、そんな議論はありえないと思っている。まぁー、法律の専門家がそんな議論をするとは思えないけどな。

いずれにしても、皇室の伝統と世論を反映した皇室典範になることを祈るばかりだ。

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